ロッシーニ、歌劇「ブルスキーノ氏」



歌劇「ブルスキーノ氏(Il Signor Bruschino)」 (1989)    
        
        
        



アレッサンドロ・コルベッリ (Alessandro Corbelli)
アメリア・フェッレ (Amelia Felle)
アルベルト・リナルディ (Alberto Rinaldi)
ヴィート・ゴッビ (Vito Gobbi)
デーヴィッド・キューブラー (David Kuebler)
オスラヴィオ・ディ・クレディコ (Oslavio di Credico)
カルロス・フェラー (Carlos Feller)
ジャンルイージ・ジェルメッティ (Gianluigi Gelmetti) 指揮
シュトゥットガルト放送交響楽団 (Radio-Symphony-Orchestra Stuttgart)



〇1989年5月7-9日、ドイツ・シュヴェツィンゲン宮殿内ロココ劇場にてライヴ収録(シュヴェツィンゲン音楽祭)



〇輸入盤、EURO ARTS、2054988



〇2006年8月24日、hmv通販、3070円税込み、2924円税抜き



〇イタリア語歌詞、98分



〇イタリア語、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語字幕



〇日本語字幕なし



〇あらすじ

全1幕
ガウデンツィオが後見している娘ソフィアには秘かに愛しあっているフロルヴィルレという恋人がいた。ところが、今は亡きフロルヴィルレの父親とガウデンツィオが昔からの犬猿の仲であったため、父親が存命中にフロルヴィルレはソフィアとの結婚話を持ち出すことができなかった。
一方、ガウデンツィオは後見している娘ソフィアに恋人がいることなど知らずに、旧友ブルスキーノ氏の息子(=ブルスキーノ2世)と結婚をさせることを決めてしまった。ところが、誰もそのブルスキーノ2世とは面識がなかった。

今日もフロルヴィルレは恋人のソフィアの家を訪れて愛を確かめあっていた。そしてソフィアから一面識もないブルスキーノという男との結婚を後見人ガウデンツィオから命じられたと聞かされ、憤慨していた。
そこへやって来たのが近所の旅籠屋の主人フィリベルトであった。フロルヴィルレがガウデンツィオ家の執事になりすまして用件を尋ねると、旅籠に宿泊中のブルスキーノという若者が遊びすぎて金を使い果たし、支払いが出来なかったので屋根裏部屋に閉じこめていること、彼からガウデンツィオ氏を通じて自分の父親に無心の取りなしを求める手紙を預かって来たことを告げる。執事になりすましたフロルヴィルレは、そのブルスキーノという若者が恋人のソフィアの結婚させられる相手の男で、しかも後見人ガウデンツィオも面識がないことから名案がひらめいた。それは、自ら従兄弟のブルスキーノと名乗り、とりあえず半金を支払うことで旅籠屋フィリベルトを信用させ、残りの半金を払い終わるまで見せしめのためその男を預かっておいてもらうことであった。
さらにフロルヴィルレは、父親のブルスキーノ氏から後見人ガウデンツィオに宛てて自分の人相書きのついた偽手紙を書いた。その手紙には人相書きにある放蕩息子がどこかで遊んでいるであろうから急いで近所を探して捕らえて欲しい、といったことが書いてあった。そしてその手紙を女中マリアンナからガウデンツィオに渡してもらうことにした。

そんな企みが行われているとは知らない後見人ガウデンツィオはのんびり歌と歌っていた。
女中マリアンナから偽手紙を渡され、これを読んだ後見人ガウデンツィオは目論見どおり、さっそく召使たちに近所を捜すよう命じた。当然のごとく召使たちに連れて来られたのは、ブルスキーノ2世ではなく、人相書どおりのフロルヴィルレであった。
その青年は先ほど入手した本物のブルスキーノ2世が書いた手紙を後見人ガウデンツィオに渡したところに、父親のブルスキーノが来てしまった。当然父親のブルスキーノはこの青年を自分の息子ではないと主張するし、そんな話は当然冗談だと思った後見人ガウデンツィオは娘のソフィアを呼び、父親のブルスキーノにそんなに興奮しないで自分の息子を認めるよう説得させる。
そんな中、ソフィアは自分の未来を案じてため息をついていた。
後見人ガウデンツィオは警官を連れて来て人物の真偽を判定してもらうことした。まずは筆跡鑑定。先ほど青年(=フロルヴィルレ)が後見人ガウデンツィオに渡した手紙と、それとは別に父ブルスキーノが持っていた息子の筆跡を照合したところ当然のごとく一致。
さらに再び残りの半金を請求に来た旅籠屋フィリベルトに尋問したところ、先ほど自己紹介を受けていたフィリベルトはこれまた当然のごとく「この人はブルスキーノさんです。」と証言する。
これでこの青年がブルスキーノの息子であると判定されたが、父親のブルスキーノは何が何だかわからなくなってしまった。
皆が出ていってしまった後、旅籠屋フィリベルトは父親ブルスキーノに未払いの半金を請求してきた。フィリベルトによくよく事情を聞いたところ、ようやく父親ブルスキーノは息子と名乗る青年が何かを企んでいるということを知った。
一方、ガウデンツィオは自分がだまされているとも知らず、ソフィアが結婚相手を気に入ったことを喜ぶが、父親ブルスキーノが息子を認めないことが不思議でならない。
かたや、息子を名乗る青年の企みを暴いてやろうと父親ブルスキーノが物陰に隠れていると、そこへやって来たフロルヴィルレは、父の仇敵の後見している娘を愛したばかりに結婚できない憎みを独白していた。事情がすべてわかった父親ブルスキーノは、フロルヴィルレ青年を後見人ガウデンツィオには自分の息子と誤解させたままにしておいて、ソフィアとフロルヴィルレとの結婚に協力することにした。
しかし、そこヘ旅籠屋フィリベルトが本物の息子ブルスキーノ2世を連れて来た。すべての事情を知ってしまった後見人ガウデンツィオは花婿が仇敵の息子であったこととや自分だけが何も知らずにだまされていたことに立腹するが、父親ブルスキーノからも犬猿の仲のフロルヴィルレの父親は既に死んでしまっているのだからとたしなめられ、二人の結婚を認めることとなった。



http://www.and.or.tv/operaoperetta/36.htm




by book_cd | 2006-09-13 14:51 | クラシック(DVD 3)
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